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執筆者の写真山口明男

時は命なり。時と金は生もの。世のため、人のために喜んでいただくものです

経営コンサルタントの山口明男です。


前回の「宇宙銀行」をテーマにした記事に続き、今回も“ある素敵な銀行”を紹介します。



その銀行は、毎朝、無条件にあなたへ86,400円を振り込んでくれます。


それも、毎日、雨の日も、風の日も、間違いなく。しかも、使い方はあなたの好きなように使っていただいていいのです。


それは、わたくしたち平等に、あなたも同じ銀行を持っています。


あなただったらこの振り込まれたお金をどうしますか?


もちろん毎日、 86,400円を全額引き出しますよね。良い銀行ですね。毎日、86,400円を有効に使いましょう。


“ある素敵な銀行”の正体とは?


それはお金ではなく、お金より、人生で最も大切な「時間」を振り込んでくれる銀行です。


毎朝、あなたに、86,400秒が与えられます。


しかし問題もあります。その口座は、その日に使い切らないと繰り越しができず、毎日夜には残高がゼロになります。


あなたが上手く使い切らなかった時間は毎晩消されてしまうのです。


毎日あなたのために、86,400秒が振り込まれます。そして、毎晩、その日の残りは燃やされてしまいます。


もしあなたがその日の預金を使い切らなければ、すべて失ったことになります。


つまり、あなたがその日に使い切れなかった86,400円というお金はすべて、消されてしまいます。


宵越しの金は持たない


昔、江戸っ子は、「宵越しの金は持たない」と言われていました。


その日に稼いだお金は、その日中に使い切る。お金に対してケチケチしない粋な江戸っ子の気性を表した言葉で、その日の収入はその日に使い切るという意味です。


まさに、素敵な銀行からいただいた素敵なお金の使い方を教えてくれる、昔の名言ですね。


過去にさかのぼることはできません。あなたは今日与えられた預金の中から、今を生きなければいけません。


だから、与えられた時間に最大限の投資をしましょう。そして、そこから健康・幸せ・成功のために最大のものを引き出しましょう。


時計の針は走り続けています。今日という日に最大限のものを作り出しましょう。


時間の価値はこうすれば分かる


時間の価値を知るには次のような話があります。


  • 1年の価値を理解するには、落第した学生に聞いてみるといいでしょう。

  • 1周間の価値を理解するには、週刊誌の編集者に聞いてみるといいでしょう。

  • 1時間の価値を理解するには、待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。

  • 1分間の価値を理解するには、新幹線に乗り遅れた人に聞いてみるといいでしょう。

  • 1秒の価値を理解するには? たった今、事故を避けたことができた人に聞いてみるといいでしょう

  • 10分の1秒の価値を理解するには? オリンピックで銀メタルに終わってしまった人に聞いてみるといいでしょう


時は命なり


時間の価値が分かれば、あなたは与えられた一瞬一瞬の時間を大切にすると思います。


大切な、この一瞬、この時間の使い方が一生の人生を決めますよね。


「時は金なり命なり」と言われますが、時は金ではなく、命です。


失ったお金は後から稼いで、取り返すことができますが、失った時間は取り戻すことができません。


時間は、この世に存在する最大の生もの、使用期限は、今この瞬間。


後悔のために時間は使わない。大切なのは、これからのために時間を使うこと。


そのことを十分意識して、時間大切にされていますか?


そして時は誰も待ってくれないことを覚えておきましょう。昨日はもうすぎ去ってしまいました。明日はまだ分からないです。


時間とお金の共通点


時間とお金には共通点がいっぱいあります。


人生は「時間とお金」の使い方で決まると言っても過言ではありません。


あなたはそれらをどのように使われていますか?


自分の成長のため、人様のために役立ち、喜んでいただくために有効に使っていますか?


「お金と時間」の少し違うところは、時間は生もので、使わないと消えてしまうことです。

しかしお金は貯めておくことができます。


お金を倹約して、使わずに貯めておくことはいかがなものでしょうか。


現在の世界状況、ロシア・ウクライナの問題、今年10月7日からのイスラエル・パレスチナ問題、日本の政治状況…いつ何が起きても不思議ではありません。


物価高でインフレも進んでいます。貨幣価値は保証されていませんね。時間だけでなく、お金も生ものですね。「時間もお金」良いタイミングで、有効に使うことが大切です。


誰もが知る、「時間とお金」を大切に使っている先生


それは大谷翔平選手です。


まず「お金」に関してですが、彼は25日のクリスマス、全国の小学校に計6万個ものグローブを届けました。


1個1万円・総額6億円のプレゼントに子供たちは大喜び。きっとこうしたことが、野球人口の減少に歯止めをかける本質的な対策にもなると思います。


また、今回背番号17を譲ってくれた選手の奥様には、お返しにフェラーリをプレゼント。大谷選手は身体のサイズだけでなく、することもダイナミックですね。


今回の大谷選手、6億円のプレゼントはドジャースと1,015億円の契約が決まる前に決めていたことでしょう。6億円が1,015億円の契約を呼び込んだのでしょうか。


1,015億円の契約金の97%は後払いでいい、とおっしゃっています。そのお金をこれからの補強費に使ってください、と。


また「時間」に関して、山本由伸選手の交渉の席に同席し、ドジャース入団の大きな役割に時間を使っています。これも素晴らしいというほかありません。


「時間、お金、人生」のお手本、モデル、師匠さんですね。


貯めるものではなく役立てるものへ


時間とお金は貯めるものではなく、人様のお役に立ち、喜んでいただくことに使いましょう。


大谷選手のエピソードを知り、私は反省しました。


私の人生は終戦後の貧乏な時がスタート、金に苦労したので、お金は貯めるもの、将来、老後に備えるものと貯めることに一生懸命でしたが、今回大谷選手から学びました。


お金は貯めるものではなく、金と時間は良いタイミングで、人様のお役に立ち、喜んでいただくことに、使うことが大切ですね。心に沁みました。


私を今回この世に送りだしてくださった神様は、


「最高傑作ができた、皆様の役に立って、しっかり楽しむのだよ」


とおっしゃいました。


仕事と金儲けだけに一生懸命だった人生、このような生き方では、あの世に帰ったとき叱られると思います。


今からでも「旅をし、学び、皆様とご縁をし、時間とお金を大切に有効に使い、人生を楽しむ」そんな生き方をしていきます。


今回のポイント


  1. 毎朝86,400円振り込んでくれる素敵な銀行ありますよ

  2. 時間とお金は生ものです。早く、有効に使いましょう

  3. 時間とお金と生き方の先生、大谷翔平選手から学びましょう


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

今年一年、ブログでお付き合いいただきまして心から感謝いたします。


お読みのあなたのおかげで1年間継続することができました。ありがとうございます。


素晴らしい新年をお迎えくださいね!

合掌


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