
経営コンサルタントの山口明男です
今回は学ぶことの大切さ。それには心身の準備が大切であるということについてお伝
します。
企業経営の成否はレディネス(学ぶための心身の準備)の高さにあると言われます。
人間は先天的な才能などで規定されるものでなく、学習や経験などによって成長します(これを学習優位説といいます)。この言葉には私自身、大きな勇気を頂きました。
人間は先天的才能ではなく、学び、経験で変わるということです。
私が今、このように現役で働き、成果が出ているのもレディネス(学ぶための心身の準備)の高さにあると思います。
小学校時代、先生から「君は本当にあのお姉さんの弟か」と成績の悪さを指摘されていました。親からも成績が悪いことで叱られていました。そのことで、勉強できない劣等感を持ち、勉強しないままに、高校を卒業、会計事務所に就職しました。
その時、一大決心をしました。このままの人生では駄目だ、これからは人の3倍働いて2倍遊ぶぞと決心し、それからは仕事も3倍しましたが、研修にも徹底的に行き、人一倍貪欲に学びました。
若いころから経営に携わっていましたので、研修は会社の経費で参加しますが、研修費の10倍の粗利益は稼ぐぞと、真剣に学び、即行動に移しました。
行動には必ずリスクが付いてきます。そのリスクを乗り越えるのが成長です。良く学び、即実践、リスクを乗り越える、今があるのはレディネスの高さのお陰だと思います。
レディネスの低い方として、研修時に居眠りをされている受講生を見受けます。
研修に参加されている社員の方々は、研修費の10倍の粗利益を上げる覚悟で研修受講されているでしょうか。レディネス(学ぶための心身の準備)の高さが大切です。
レディネスを生み出すための大切なことは3つあります。
学習する前に、学習する側の心構えや実践する身体の準備が出来ていること。常に心の準備、即座に行動する準備状態を整えておくことです。
素直に人の話を聴いてみること。常に素直に人の話を聞く姿勢が大事です。いざ決断したら、一途に目標に挑む
基礎・基本・応用に徹すること
基礎とは人間力です。誠実さ、前向き、思いやり、向上心、貢献意欲を持つこと。
基本とは自己認知力、自己への気づき、深い思索する力、考え抜く力、解らないものを探求し続ける力のことです。
応用とはベストな方法や手段やスキルのことです。
|レディネスを実践に活かす時のポイント
たとえば私のメインの仕事は、計画と、実績の検討を企業に働きかけることです。
「経営、実績検討会議」と私は名付けていますが、ここで一番の課題は、売上げの未達成です。
売上が、計画通りに行かない時、担当者は売れなかった理由を理路、整然と述べますが、売れない理由を述べるエネルギーを、これからどのようにして目標達成するかにエネルギーを使い、考え述べ、実行していくことの方が重要です。
「人間、考えた事、思った事、言った事が実現する」と言われますが、出来ると思えば、出来る方法、アイデアがどんどん湧いて出てきます。
人間先天的才能ではなく、学び、経験で変わると言われています。レディネスを実践するには、学習する前の心構え、学んだことを即、実践する身体の準備が大切です。
売上達成が出来ない方への名言を見つけました。
松下幸之助翁は、「君な、でけへん思うたら、でけへんのやー」と口癖のように言っておられたようです。
この言葉には、出来ないと思えば出来ないし、出来ると思えばできる、思い、考え方が実際の結果につながる、常に学び、学びを根拠に前向きに考え行動する、レディネスにおける学習する側の心構えや実践する身体の準備にも共通する大切なメッセージのようです。
今回お伝えしたいことをまとめると
企業経営の成否はレディネスの高さにある
レディネスを生み出すのは学ぶための心身の準備
人間は「考えた事、思った事、言ったこと」が実現するから、学ぶことの大切さ。学ぶ時の心身の準備が大切です。学んだことで積極的に前向きに考えましょう
レディネスを持つことは難しいノウハウを身に着けることではありません。考え方を変えるだけです。
今回お伝えしたことを、あなたはどれだけ実践できているでしょうか?
最後までお読み頂きまして、有難うございました。
山口明男の電子書籍 『健全経営の寺子屋〜計画を実績に変えられる経営者の5つの条件』
Amazonで発売中です。
Comments