経営コンサルタントの山口明男です。
今回はあの連続企業家、千本倖生先生からの学びを皆様と共有させていただきます。
過日4月15日(土)、日創研大阪本社で千本倖生先生の講演会があり、Zoomで参加させていただきました。
今回の講演テーマは「千に一つの奇跡つかめ!」。
講師の千本倖生先生は、社員30万人の日本のトップ企業・日本電信電話公社(現NTT)に入社されましたが、42歳の時、そのトップ企業から飛び出し、稲盛和夫氏と共に第二電電(現KDDI)を共同創業されました。
普通の人はそんな無謀なことはされないと思いますが、「志あれば、迷わず飛び込め!未来は必ずあなたに微笑む」「人生の99%の失敗から学んでいる。考えるのではなく、リスクを取ってすぐやれ」という言葉を胸に舵を切ったそうです。
奇跡を手にするには「チャレンジすること」「安定や現状維持は駄目」と、安定を求めている現在に警告をいただきました。刺激が多く、もう一度人生を見つめ直し、生き方を真剣に考えさせられる、貴重な学びの時間でした。
この講演会に参加するには前もって千本先生の著書『千に一つの奇跡をつかめ!』を購入し、読んでおくように言われていましたので、講演1週間目に購入しバッチリ読んで講演会にのぞみました。
今までもいろんな先生の勉強会に参加しましたが、今回のように、直前に、その先生の著書を読んで参加すれば、より多くの深い学びができると思います。
講演を聞く前に講師の方の著書を読んでおくと、学びが二倍にも三倍にもなって返ってくるのでオススメです。
自分の人生を「あり得ないこと」だと思えるか?
今回の講演の冒頭に、先生は80歳の現在、
男性の健康寿命は72歳。80歳のこの年まで生きていると、『生かされている』という気持ちや『ありがたい』という感情を得られます。80歳まで生かされているということは、遠いところから、使命を与えられているということ。元気に世界中を飛び回って仕事ができていることは本来あり得ないことで、世の中のために役立つことに命を使おう。与えられた命を使い尽くして生きていきたい
と話されていました。
あなたが80歳になった頃を想像してみてください。
千本先生のように80歳で、世界を駆けまわって世界に貢献できるでしょうか? 何が要因でしょうか? 先生は、国内外を問わず、どこへでも足を運び、誰とでも会い、会った人から学んでいます。
生活や仕事の周囲の身近なこと、平凡なこと、当たり前のことに全力を尽くし、自分に要求されている役割をしっかり果たされています。
小さいけれども揺るぎない努力、ささやかな心がけの積み重ねこそが、何より大切で、それこそが「命を輝かせる生き方」のようです。このような生き方をすれば、80歳で元気でい続けることは可能ですよね。
人生には三回チャンスがある
先生の著書『千に一つの奇跡をつかめ!」の本からの学びです。
どんな人の人生にも、少なくても三回の大きなチャンスはある。 大きな変化や飛躍につながる決断や行動の機会というものが誰の人生にも三度は訪れる。 その人にふさわしい「千に一つの奇跡」が訪れる瞬間がある。 そのチャンスが来た時に、しっかりとつかみ取ることができるか。そしてその流れの中に勇気をもって飛び込むことができるか。それがまさに人生の分かれ道で、与えられた命が輝く生き方ができるかどかが問われてくるのです。
あなたの人生を振り返ってみてください。大きなチャンスは何回ありましたか? そしてチャンスを前に飛び込むことができましたか?
私にも、振り返ってみれば三回のチャンスがありました。
高校卒業時、わけも分からず会計事務所に就職したこと
1981年(昭和56年)に、1,350万円で、経営計画のソフト・ハードを購入し、経営計画を始めたこと
1985年(昭和60年)に医療専門のコンサルタント集団MMPGというグループに加入し、それまで経験したことのない医療のコンサルタントを始めたこと
この三回が大きなチャンスでした。あまり考えるとなく飛び込みました。
チャンスがあればリスクを取ってでもやる!
また著書の中にはこんな文面がありました。
世界の企業家やリーダーを対象にしたアンケートで、「あなたがいちばん成長したのはどんなときでしたか」という問いを投げかけたときの答えが、「苦難と未知の体験をしたとき」。
苦難と未知。この二つ環境や局面が、飛躍的成長の原点、もしくは結節点となって、人は職業人としても人間としても驚くような大成長をとげていくわけです。 そのスタートは未知なる世界へのチャレンジであり、そのプロセスは苦難と逆境の連続です。
私も、経営計画を始めたとき、医療のコンサルタントを始めたときはまさに未知への挑戦でした。
1981年(昭和56年)に経営計画を始めた時、当時のお金1,350万円の投資することは会計事務所にしては大きな挑戦でした。
ましてや、人の前でしゃべり事ができなくて、就職したのが会計事務所、20年間、人の前でしゃべることなく黙々と事務処理をしていた私が、経営者の前で初めてコンピューターというものを使って経営者と一緒に経営計画を作成するわけです。
コンピューターで、できた計画書通リに経営をしていただくために経営者をご指導する。今までの無言の仕事から、社長に説明し、説得し、計画通リの行動をしていただくというのは大変なことでした。
200万、300万の投資なら途中で投げ出していたと思います。1,350万円の高額投資だからこそよかったです。まさに未知への挑戦でした。
苦難、逆境はコンピューターで完璧な計画はできますが、難しいのはお客様、社長がその計画通りに経営ができないことです。
それには社長の人間性、社長の器を大きくしないと駄目だ。それをするには、自分の人間力、説特力、影響力で不足でできないことに悩み、苦しみました。
そのことを解決・改善し、自分の成長させるためにまず、江川ひろし先生の話し方教室、箱根の山の行徳哲男先生のBEセミナーを皮切りに、自分を変える、人間的成長するためのいろんなセミナー参加しました。
これが奇跡をつかむ大きなチャンスになりました。今から思えば、未知の挑戦で、苦難、逆境も経験出来たことに感謝ができます
千本先生のお話では、「経営は秀才には向かない、ドン(鈍い)、もっと馬鹿になれ」ともいわれていました。
世界を見よ。思い立ったらすぐ見に行け、チャンスがあつたらすぐやれ、考えることではなく、リスクを取ってすぐやることだ。異端児が世界を変える。
私は秀才でなく、考える能力もなく、その代わりすぐやります。これからも年甲斐もなく、チャンスがあればすぐやります。失敗したら、反省し、謙虚になり、また未知に挑戦し、苦難、逆境も経験し成長し、死ぬまで、神様から生かされている命を、周りの方のお役に立つことに使い尽くして生きていきます。
あなたも、チャンスがあつたら考えることなく、リスクを取ってすぐに飛び込みましょう!
まとめ
今回のポイント
講演会、勉強会は講師の先生の著書を事前に読んで予習をしておく
大きな変化や飛躍につながる決断や行動の機会が誰の人生にも三度は訪れる。その時は考えることではなく、リスクを取ってすぐやること
人生、苦難と未知の体験をすれば人間としても驚くような大成長ができる。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
お知らせです
今回もお伝えしたように、私が生涯にわたって取り組んでいるのが、「経営計画」の支援です。
「計画」と「実績」のズレを追求し、しっかり矯正していけば経営は必ずよくなります。
これまでの顧問先様の事例などもお伝えしながら、あなたの会社の経営力強化をしていく勉強会を開催しています。マンツーマン指導でも構いません。
経営に課題を感じている方は、お気軽に山口までご連絡くださいね。
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