
経営コンサルタントの山口明男です。
さる7月5日、91歳の行徳哲男先生、81歳の芳村思風先生にお揃いで岡山にお越しいただき、奇跡の講演会、行徳哲男先生「いまこそ、感性は力」・芳村思風先生「心のつながりをつくる」を開催しました。
その様子をYouTubeにアップしましたので、長尺ですがぜひご覧いただければと思います。
今回の講演会は5月30日のある食事会の時、田中里味様とわたしの家内が何気ない会話の中で、「行徳先生と芳村先生の講演会ができたらいいね」と話したことが発端です。
両先生は約40年前からご指導いただいている、今のわたしの人生をつくってくれた恩人です。
わたしもぜひ講演会をしたいと思いましたが、そう簡単にお越しいただける先生方ではないですし、開催の準備のめどもなく一度は躊躇しました。しかし40年前、箱根の山のBE(ベーシック・エン・カウンター)研修で行徳先生からいただいた
「考えるんじゃねー! すぐ動け」
この言葉が思い出され、準備にかかりました。
田中様より両先生に連絡していただき、7月5日ならお二人で、岡山にお越しくださるということになりました。
お二人の年齢などを考慮すると、駅・講演場所・懇親会会場・宿泊、これらがすべて揃う場所は、ホテルグランヴィア岡山しか考えられません。そのホテルも7月5日は大丈夫ということで、あっという間に講演会が決まりました。
大勢で、賑やかに聞いていただくセミナーではなく、50名ぐらいの方にじっくり聞いていただき、心に沁みる講演会にしたいという思いから定員50名で募集をスタートしました。
日頃お世話になっている方々に声掛けすると、59名の方から申し込みをいただき、無事に開催にこぎつけました。
準備は私ども二人ですから人手不足を心配していましたが、映像担当、写真担当、また当日、「なにかお手伝いするよ」と日頃、会社経営をされている方々からお声がけをいただき無事に開催の運びとなりました。
皆様の暖かい心遣い、ご支援の賜物でこの講演会をさせていただけたことに感謝一杯です。
良い学びをさせていただいたのは、主催させていただいた私たち自身です。本当にありがとうございました。
また今回、この講演の映像を取らせていただくことを両先生から快くご了承いただいたこともまさに奇跡です。
過去に何度か有名な先生にお越しいただき講演会をさせていただきましたが、撮影をすること・映像に残すことなど思いついたことがありません。
しかし、今回はなぜか、記録に残そうと思い、奇跡的に両先生ともに承諾いただき、映像を担当してくださった方のお力で見事な講演会映像ができ、いつでも見られる状態にしていただきました。
これは私にとって宝物ですが、独り占めにするのはよくありません。
講演にお越しくださった方の振り返りとしても見ていただきたい。また仕事などのご都合で来られなかった皆様に見ていただくためにも、YouTubeにアップしてスマホからでもパソコンでも見ていただけるようにしました。
今回の講演での91歳と81歳の両先生によるお話、世代の違う若い皆様は、どう感じたのか気になります。ぜひご覧いただいて、学びの感想やご意見をいただければ幸いです。
私自身の学びを一部、まとめてみました。
行徳哲男先生より
テーマ:大変な時代、激動の時代の乗り越え方
獣の勇気を持て
獣には「思考回路」がない→だから迷わない(猫は悩まない)
現代人は考え過ぎ。考えて右往左往している。考え過ぎないこと
考えて解決する問題は無い。下手な考え、休むに似たり
獣には「時間の観念」がない→「今日と明日を結ぶな」「明日におびえるな」
明日は何が起こるかわからない。わからないから面白い
あるのは「今」と「ここ」だけ→今を懸命に生きる
考えるのを止めて、時間を捨てて「今、ここに生きる」
未来は「今ここにある」今を懸命に生きたご褒美が未来
特に記憶に残ったのはこの言葉です。
「行動の中に証がある。動けば、証が見つかる」
「感じるから動く→感、即、動→これを『感動」と言う」
「感じ方が人間を決める→本当の交わりは感じあうこと」
一方の行徳先生からは「今、ここ」を懸命に生きることの大切さを教えていただきました。
私は心配性でとかく先のことを心配します。あなたはいかがでしょうか?
今回も講演会の準備をスタートしたとき、50名の定員は集まるだろうかと非常に心配でした。
家内からは「大丈夫、必ず集まるから心配しなくてもいいよ」とは言われましたが、本人は先のことにおびえにおびえていました。しかし結果は59名の参加、考え過ぎだったことを学びました。
「明日におびえるな」。「今、ここ」懸命に生きる。行動すれば証、結果は必ずついてくる。感、即、動、感動の大切さを実感し、身に沁みました。
芳村思風先生より
テーマ:心が欲しいもの→心のつながり→命のさけび
認めてもらいたい
わかってもらいたい
ほめてもらいたい
好きになってもらいたい
信じてもらいたい
ゆるしてもらいたい
もうちょうと待ってもらいたい
以上7つを相手のために努力することを「愛」という
続いて、芳村先生が定義する“問題”とは
問題が起こるのは当たり前
これまでとは違う、より素晴らしい時代を迎えるために問題は起こる
問題がないと時代は進まない
問題がないと人間は何もしない
人間を成長させるために問題は起こる
良くしようという配慮から問題は起こる
問題はプラス思考で受け止めるもの
芳村先生のお話にあった「心が欲しいもの」「問題とは」はともにシンプルでわかりやすいお話ですが、日頃自分ができているか? と問われたら、分かってはいるけどできていないことばかりです。
「認める、わかる、ほめる,好きになる、信じる、許す、待つ」
分かっていますよね。しかしできていませんよね。特にこの七つを相手のために努力すること、これを「愛」というそうです。
ガツーンと頭を打たれました。
「愛」「愛する」ともに日頃言葉にし、分かっているつもりですが、この七つができていない自分を猛省しました。これから心して、実践します。私ができていないときはぜひあなたのほうから注意してくださいね。
「問題」も、芳村先生がいうように考えれば、心が軽くなりますね。問題ってこんなに素晴らしいものなのですね。
心配性の私は問題が起こるたびにストレスを感じていましたが、これで大丈夫。私も問題を通してまだまだ成長できるのですね。「問題さん、いらっしゃいー」と、人生明るくなりました。
まとめ
「今日と明日を結ぶな」「明日におびえるな」
考えるのを止めて、時間を捨てて「今、ここに生きる」
分かつている簡単な7つを相手のために努力する。「これを愛という」
人間を成長させるために問題は起こる
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
追伸)講演の映像を改めてご紹介します。ぜひご覧いただき、感想やご意見をいただきたいです。
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