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執筆者の写真山口明男

浅野翔吾選手を巨人ドラ1に導いた名将・長尾健司監督に学ぶ「優しさ」の力

経営コンサルタントの山口明男です。


人生いろんな方、いろんな場面で学ぶことができるものです。あなたは最近、どんなことから感銘を受け、自身の学びとしましたか?



私は今年10月20日のドラフト会議がきっかけで、人間最も大切なものは「優しさ」であることを学びました。


私は74年間、熱烈な巨人ファンです。小学生時代の夢は、巨人軍に入団して、センターを守ることでした。残念ながらその夢は叶わず、その後、定年退職後は、当時の後楽園球場のダッグアウトの上で紙吹雪をまいて巨人軍を応援していた本屋さんの関谷さんの跡継ぎをすることが夢になりました。


これらはすべて夢に終わりましたが、巨人ファンは74年間続いています。


この10月20日、今年のドラフトで高松商業高校、浅野翔吾選手が巨人に指名され、その日の夕方、浅野選手の指名インタビューで長尾健司監督が


「失敗と書いて成長と読む」


という談話を聞き、胸に響くものがありました。


また、その長尾監督が10月30日の朝7時からテレビに出演し


「優しい人が勝つんだよ」


と、浅野選手を育成された秘話を話されていました。


今回は高松商業高校 野球部 長尾健司監督のお話と、監督の書かれた「導く力」という本からの学びを紹介させて頂きます。


「失敗」と書いて「成長」と読む
「優しい」と書いて「優れている」
「優れている」人が勝つと書いて「優勝」
「優しい人が勝つんだよ」

はこの言葉、あなたにとってどのように響きますか?


私は、世の中「当たり前」がどんどん、進化していることを再認識しました。


野球界といえば、厳しく、苦しい練習に耐え、しつかり体を鍛え、競争に勝ち抜いて、強くなるものだと思い続けていましたが、「優しさ」が最優先の世の中になっていることが、野球界にも波が押し寄せていることを痛感しました。


長尾監督は、選手の体の重要性を大事にされ、選手の食事の材料の買い入れ、70人の選手の3食の食事を自分で作り、練習の合間に食べる、おにぎりまで作る熱血漢監督です。


次のようなことを選手に指導されています


人間は何のために生まれてくるのか。世のため、人のため(他人)のために生まれてくる。 自分が頑張ったことが、誰かの心を動かしたり、誰かの支えになったりすることで、自分自身が生きていることに誇りを持っことができる。 死ぬ間際に多くの人から「ありがとう」と言われるような人生を送ってほしい。 自分が一生懸命頑張ることは大前提としたうえで、その先には「仲間のため」「世のため」という思いを常に持ってほしい。 見ている人の心を動かすことだけではなく、自分たちに心も動くぐらいに本気にプレーをする。 本当の感動は、本気になってやった後にこそ味わえる。


この教えは、人間としての原点ではないでしょうか?


この世に、生を与えられて来たからには、大きな意味がありますよね。まさに、世のため、人のために、お役に立ち、喜んで頂くために、生まれてきたのですよね。


仕事も同じで、なぜ働くのか?


周りの方を楽にし(=はたを楽にする)、お客様のお役に立ち、喜んでいただき、自分のためだけでなく、仲間のため、しいては社会のために貢献をする。


このような気持ち、考え方で、日々生きていき、周りを幸せにし、結果的に自分が幸せになる。

人生とは、ありがとうを集める旅路、周りに、感動を与え、いっぱいありがとうをいただける人生を歩むために人間として生まれてきたのですよね。


常に本気になることの重要性を教えられています。


本気になれば、何でもできる。本気でしていれば、その本気さに人は打たれて助けてくれる。


このようなことを選手に指導され、野球の技術、勝ち負けの前に人間性を指導されている監督さんの指導で浅野選手が生まれたのですね。


「勝利の女神は謙虚と笑いを好む」


これも長尾監督が話されている言葉です。


笑いは、極度の緊張の中からは生まれない。 適度のリラックスが身体のリラックスに繋がり、ひいては心の余裕にもつながる。 謙虚は素直な心から生まれ、何事もたくさんのことを吸収し、成長が期待できる。 また、謙虚は感謝の心を生み、周りのたくさん人から支えて頂け、そのたくさんの支えから、たくさんの運が巡ってくる。 勝利の女神もその中のひとりである。


人生、頑張って頑張って、懸命に生きるのは当然ですが、最後に成功する人と恵まれない人との差はなぜ出てくるのでしょうか?


最後に神様がいつ方になり、応援してくれる人、そうでない人との差は何があるのでしょうか?


長尾監督が選手に教えられた、神様が味方してくれる人は、たくさん学び吸収して、感謝・謙虚・素直な心で、日々生きていく人に神様が微笑んで応援してくれると教えてくださっています。


テレビで最後、浅野監督がいわれた言葉。


優しい道と、厳しい道があったら、厳しい道を選ぶ。 いばらの道を選びなさい。必ず苦しい道を選んだら、選ぶほど、人に優しくなれたり、自分にも優しくなれる。 絶対に厳しい道を選んでほしい。


この言葉も身に沁みました。今の若者に、このようなことを教えてくれる言葉です。


監督・先生がおられて、選手・生徒さんがそれを学び、実践してくれることは日本の希望です


今回のドラフト会議では、今まで抽選で1勝11敗の原監督が、阪神の岡田監督と競合になり当たりくじを引きました。これにはどんな意味があるのか注目しています。


去年、今年と早々と失速し、今年などクライマックスシリーズにも出られない、企業の状態

でいえば、2期連続の減収、赤字決算、ましてや、今年は昨年より、経営状態は悪化しています。企業の業績は99%社長の責任です。


チームの成績が悪いのは、選手の責任より、監督の責任ですよね。まあ、キャプテンの責任も少しありますよね。


大谷翔平選手が日本ハムに入団した時、当時の栗山英樹監督は大谷選手に『論語と算盤』を読ませたという話を聞きました。


私も60年間、算盤で生きて来た人生、論語の必要性を感じて約3年、論語を勉強していますが、なかなか論語は理解できません。


入団して『論語と算盤』を読み、大リーグで大活躍している大谷選手。それに反し、監督の采配、キャプテンも問題を起こし、低迷しているチームは、チーム内の雰囲気も悪いのではないでしょうか。


社長の人間性が会社の風土を作りますよね。チームの活性化、雰囲気は監督、キャプテンの影響は大きいのではないでしょうか。


トップがすべてを握っている巨人軍の今の悪い雰囲気を、長尾監督の下で素晴らしい人間性を身に着けた浅野翔吾選手が変えてくれることを夢見て、これからも、懲りることなく、巨人ファンを続けます。


今年のドラフト会議で浅野選手が巨人軍に指名されたことで、テレビ、本でたくさんのことを学ばせていただきました。感謝です。来年の巨人に注目します。


今回は野球の話に終始しましたが、人生、何からでも学べる事の大切さを教えていただけました。あなたは、どのようなことから学んでいますか。


これからも、いろんな方、いろんな場面で学び、豊かで、幸せな人生を歩みましょう。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。




 

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